※アイキャッチ画像は京都大学より
「腸内細菌」が、人間の行動や思考を操作するんだぜという話
内分泌腺とかキャンタマとかから作られるホルモン等の菌、これが人間の行動に影響を及ぼす。
たとえば、衛生観念。「トイレ行ったら手を洗う」くらいベーシックなところはともかく、「どれくらいマメに手を洗うか」なんて人によるじゃない
そんとき、「石鹼で死ににくく、水で洗い流されづらい菌」が他の菌を一掃ウェーイさせ、居場所を独占できるようにヒトを動かす。
他にも、「同じ釜の飯を食う」もある種の菌の交換。「キス」がヒトにとって相当上位の愛情表現なのも菌の交換。そもそもキスなんてできる/できないはかーーなり好ましいか否かに寄るけど、その判断の根っこにある「好ましいかどうかの判断」も菌が関与している
「なんとなくあの人好き」「なんとなくあいつと距離置きたい」の判断ってトコロね。SFちっくゥ~~
ヒトの本能を菌を原因にしてみるだけでだいぶSFになる
全然おかしくないですからね
たとえば虫に寄生して、鳥に食べられる(=より広地域で繫殖を広げてもらう)ような位置に居させる菌っていうのは現実に存在しているワケでして
じゃあ例えば、「辛党は、カプサイシンとかに強い菌が、弱い菌を頻繫にブッ殺させてテリトリーとするためにヒトに辛いものを好ませている」とかさ。「酒豪は、アルコールを分割する酵素が常人のそれより多いが、酵素もまた一種の菌である」とかさ
面白そうでない?
なんかそういう小説のネタになりそうよね