「本当に「差」になる格差って、習慣格差じゃあないですか!?」
という結論を初手に持ってくるやつね
体験格差について語る、世界の五味太郎
面白かったワード
- 「格差がある」って概念を作り出せば「格差埋め」っていうビジネスが産まれる
- 「子供のために云々かんぬん」は「子供は商売になる」の裏返し
- 「体験」って、原義的にはなんでもかんでも「体験」なんだから、有料でツアーとか意味不
- そもそも「体験」って比べるモンじゃない
- 例.海外でレアな蝶々を採ってきた体験をしても、別に国内の田舎で蝶々採りをするのと大して変わらん
- 「○○(任意の体験やお稽古)を「やらせた方がいいか」って考え方」がそもそも使役形。それは「子供」が主体ではなく「子供にやらせる自分」が主体になっている
なるほどねー、と。
諸手を上げての賛成はできないけどね。格差ってなんだよって言いたいのはわかるけど、そうさせたい親がいるのは全然理解できるもん
たとえば私大の面接って「”そういう体験をさせてもらえる”程度にカネある親です。だから寄付金期待できるで」を見抜いてもらって、ソレが受験の成否に関わったりもあるからね。良し悪しは置いといて
で、なんだかんだで現代も大手就活はまだまだ学歴足切りは存在するからね。カネかけれるんなら使える手は使いたいっしょ親としては
体験格差、いうて子供次第なところないか?
そもそも体験格差ってどういう話やろなと記事を見てみると、「教育機会、旅行、演劇美術等の文化に触れる機会の格差」と書いてあるね
いや子供当人の受け取り方次第じゃね??
たとえば私って普通Boyなりに幼少期にﾄｰﾁｬﾝに野球観戦連れてってもらったり、ｶｰﾁｬﾝに野外音楽連れてってもらったりしたけど
正直ゲームボーイ弄ってた方が楽しかったってか普通に現地でゲームボーイでポケモンやってたよ
演劇美術は西洋美術館とか連れてってもらって、それは確かに美術品そのもの見て面白かったー思った記憶あるけど、交通費含めて多分2,000円かかったかどうかレベルだよ。外食1回分家で自炊にすりゃ埋まる「格差」???? みたいな話に思っちゃう
公園でワイワイ遊べたかどうかの逆格差
あと、体験格差を説明する元記事にあった理屈だと「小さい頃から公園で親や友達とワイワイ遊べたかどうか」とかさ「休日に父親とキャッチボールできたか」みたいな「カネのかからない(むしろかけようのない)逆格差」もありそうよね。「習い事(>カネかかること)ばかりで親や友達と遊べなかった(>カネかからない)」的な意味で
なので、「カネをかける背景というか意味はあると思うけど、子供本人的にはカネがかかる/かからない関わらず個々の「体験」ってあるからそこまで深い問題とは言えなさそう」ってスタンス
一方で、コレは明らかに格差になるよねっていうのも思いついた。
それが冒頭結論で言った習慣格差ね
こっちのが深刻になり得る
「習慣格差」はパッと思いついた造語なのでアレだけど、深刻指数高そうに思う
たとえば、一番わかりやすいのは「食事」
「炭水化物一辺倒かどうか」みたいなのはまぁ収入というかエンゲル係数というかが関わってくるからアレだけど、親が栄養バランスのことよーわかってなくて、「タンパク質過少、食物繊維過多」みたいなのは「パッと見マトモな親」でもやらかしそうじゃない?
たぶん女児の親とかだと、現代Japanの「美≒痩せ」みたいなアレソレもあって低たんぱく低カロリーな食事ばっかりとかさ
或いは、家が野菜農家でその野菜多くてナチュラルに1500kcal/日 みたいな
あとは「睡眠時間」とかね。小学生で既に8時間も寝れませんみたいな家庭、事情あるんだろうけどエグくない? って
正直「GWとかお盆とかの長期休みに合わせて旅行行く家族」より「21時30分就寝、7時30分起床の10時間睡眠がデフォ」な家庭の方が「ちゃんと育児できてる」って印象持っちゃうなって
そういう「習慣」のが蓄積の差は出るものだよって、私思ったワケです。勉強だってそうじゃん。「テスト前にしかやりまへん」な人より「30～60分毎日やるのが当たり前」になってる子の方がよーっぽど先天的な差が無い限り学力高い子に育つっしょって
だから「あれさせなきゃこれやってもらわなきゃ」以上に「フツー のレベル」を高める方がいいよねって
前に書いた習い事についてのブログで「100ます計算だけはやらせる」も、「デイリーで勉強を習慣づけるのに手軽なやつの一例」って意味合いが大きいからね。別に漢字とか英単語とかでも良いワケです
育ってくれたらいいなー。「歯を磨くように勉強もゲームも運動もする子」に