値段が
高い! 普通! 安い!
の3つがあって。「安けりゃいいじゃん”じゃないモノ”」(よくあるのが、サービスとかだね)
大抵の人は、真ん中の値段の商品を選ぶことが多くって、これが”極端の回避性”とか”松竹梅の法則”とか、或いはええっとフレーミング効果だとかゴルディロックス効果? いっぱい名前あるな
まぁそういうジンクスっていうか法則っていうか、そういうのがあるワケで
で、これを利用すると、松竹梅だとか高い安い真ん中だとかで比べられる3つに商品の種類を区切って、売る商品を絞ること、売上向上につながりやすい的な話になる。って昔ビジネスの本だかマーケティングの授業だかで学んだ。今日はその話
値段が3種類あると真ん中のがよく売れちゃう理由
例えば、自炊全然やらない私だけど、フライパンを売ろうとするじゃない
販売所に、千円、二千円、五千円と並んでるとして。さらに、各フライパンの見た目の区別なんてつかなくて。でも焦げ付きにくさとか、軽さ丈夫さとかそういうのの差はあるとして。こういうとき、二千円のやつが一番よく出る。と思う
どれ買おっかなーって考えたとき、「安い商品は壊れやすいか何かデカいデメリットがあって、まぁ高いやつほど品質が良いでしょ」って考える。それが普通。これによってお客さんは、まず3種類のフライパンのうち千円のやつを候補から除外するよね。「安物買いの銭失い」はヤだもん
その一方で、1番高い五千円のフライパンも買おうとはあんまし思わない
理由? 高いもん
シンプルに「五千円するフライパン」、ヤバない? 高杉晋作
でもこれがあると、二千円のフライパンがお買い得のように見えやすくなる。こんな流れで、真ん中の値段のやつが売れる
そんな感じ。別にフライパンでなくても、なんでも同じ。あーでも「マッサージ、10分20分50分」みたいな、「差が明らかなやつ」だと話変わってくるかな!
ワザと高い商品を置く
ただ、「五千円するフライパン」にも使い道はあって
それが、「二千円のフライパンを割安に見せる」って役割
たとえば五千円のやつを、「プロ向け!」とか「朝昼晩毎食自炊が楽しい人用!」とか「料理研究家がガチで料理上達したい人ならコレ!」みたいに売り出すとする
もちろん、多くの人は「いやそんな料理ばっかりガチらねーよ」「そこまで”重い”情熱はないから、もうちょっとマイルドにいかせてくれよ」ってなる。ただ、それで良い
そう思えば、二千円のフライパンが相対的に「やっぱ私にはこっちだな」「最低限の品質は欲しいけど、それなりで充分だな」みたいに映る。で、買ってもらいやすくなる
てな具合に、二千円のやつを売るための比較材料として五千円のも置いた方が売れる。そんな感じだね
ちなみに、「五千円のを売りたいから、一万円のを用意したれ」ってやってもダメだよ。確かに一万円のよりは五千円って安いけど、「五千円のフライパンis高い」って事実そのものは変わらないじゃん? そうなると千円ので妥協されてオワオワリ
だから、売りたい商品の値段についてもあんまし常識外れにはしないようにね
ではまたっ