すげーキャッチーなタイトルになったけど、オリジナルじゃなくて、この本についての記事なのよ
それがこれ。「小説家になって億を稼ごう」
松岡圭祐先生による
小説、今の時代でも全然稼げっから!
「小説家は稼げん」って風潮だと、知らず知らずのうちに才能の芽が枯れる。そりゃもったいねぇ!
絶対面白い小説の書き方と、デビュー後にどう立ち振る舞えばいいか教えっから! な! 書いて派手に稼ごう!
っていうのが250pくらいかけて書かれてる本なのよ
いや~夢があるね! この「1億」、印税の合計額とかじゃなくて年収で話してたからね。プロ野球のスター選手ぐらいのものじゃんね
「13本もシリーズ書き切ってきた著名作家だからできたことでしょ?」は確かなんだけど、この本の前半分は書き方について解説してた。
個人的に興味あったのはその「書き方」についてだったから、それメインで話す所存でございます
たぶん……書いちゃって……大丈夫
で、この本の「小説の書き方」の部分について
もちろん内容をまんま載せちゃうと法的にもヤバいので、ペンギンフィルター通しまくるけど、「この部分読んでこう思った」をなるべく濃くしたいし、中身に触れつつ書こうかなって思ってます
というのも、今は消えちゃってるけど、この本が刷られたばかりの頃にyahooニュースで書き方の9割ぐらいを公開してたのね。確か「誰でも書ける、ベストセラーの創作メソッド!」みたいな胡散臭さMAXなタイトルだったと思う。
それを読んでたから、これを買ったときに「あっ、あのとき読んだこと書いてある」ってなったの。少なくともその部分に関しては書いても大丈夫だと信じて、中身に触れつつ書評書いていくのよ
(※なお、公式から”お𠮟り”来たら秒でこの記事丸ごと消します)
「超面白い小説」を書く条件は「妄想が好き」なことだけ
早速ですが!
妄想、好きですか!
お好き? 結構。ではますます好きになりますよ
というのも、この本に書かれてる「面白い小説の書き方」に必要な最大の要素が、この妄想にあるから。とのこと。
妄想ばっかより、書いたり取材したりをした方が良いって思う人もいるかもだけど、そんなんで得られるのは「作業をやった感」だから。
そんな小手先のことより、妄想をやってやってやりまくって、1冊分全部妄想し切ってから書こう!
いやすげーこと書くな? って思ったけど、「現代人そのものであるキミが頭ん中で想像し切った話を、ただ紙に落としたモノの方が、同じ現代人である読者に響かないワケないじゃん」はどこか説得力があったよ。
たとえば、私も「上手い絵の漫画」と「面白い漫画」だったら後者選ぶだろうから、それと似た理屈なんだろうね~。小説にしても、文法めちゃくちゃでも面白いもの書く人っているし。山〇〇介先生とか。昔、「あー自分の苗字が佐藤じゃなくて良かったー」とか子供心ながらにガチで思ったからね
メインキャラクター達を壁に貼って過ごす日常
その妄想で物語を1本作り切る中で、唯一頭の中以外に置けるのが、キャラクター達のプロフィール画像や舞台画像とのこと。
本にあった「こんな感じ」を参考に、私もちょびっとやってみたよ!
なるほど
こんな感じか
完全にヤバい人じゃん私
これ貼ってる間に犯罪とか絶対できませんね。妄想癖がどうたらとか絶対言われるやつやん
ちなみに、画像や背景は自分の書きたいものに合わせて好きにやって良いとのこと。
だからラノベならアニメ調のキャラクターになるし、なんなら版権キャラとか使って名前と設定だけ自分の思い通りにしちゃってもOK
なので、私は試しに、画像の通り俳優でもない歌手(米津玄師と椎名林檎)を使ってみたよ。
見たくない? この二人が「クールな探偵&霊能探偵コンビが東京内でドデカいサスペンスに巻き込まれる」みたいな話、見てみたくない? 「常にクールに振る舞ってるけど全部方言訛りを隠すためなので絶対バレたくない」みたいな激カワポイントある米津見たくない?? 他人も自分も化かしっぱなしのダウナー霊能力探偵椎名林檎見たくない???
落ち着け。落ち着いた。
もちろん2人じゃ足りるワケないので、もっと用意する必要あるけどね。本だと「主役7人脇役5人」分用意すると良いよってあった。
この解説について思ったのは、「12人分のキャスティング、結構ドハマりしそうだなぁ」ってこと。
たぶん私が本気で12人分用意するなら、適当なアニメキャラに
「CV:〇〇(子安武人とか小野坂昌也とか保志総一朗とか石田彰とか)」
みたいに声を入れ込むかな! 小説やラノベ読んでても脳内で声付きで読むタイプだよこのペンギン。
これ、全然声が浮かばない人もいるんだってねー。「えっ? 全人類読書中謎のCVが読み上げたりしないの!?」ってマジで思ってた。なんならこのブログ推敲するときですら勝手に謎のCVで再生される
話が脱線したわ
あと、「特定の推しへの思い入れがスゴい」って人は、その推しの動きとかにばっかり想像が膨らんでハマるかも? とも思った。
だからいわゆる「箱推し」な人の方が、この準備はスムーズに進みそう
で、キャスティングが終わったら、彼らを頭ん中で「勝手に動しまくる」と。そっからはもう毎日毎日、どう動いてどう事件が起きて各々はどう対応してをひたすら妄想の日々を過ごすんだって。
「こいつ微妙だな」って思ったキャラは、即、別なキャラに交換したり、妄想の中で忘れたことがあっても「忘れたってことは大したことじゃねぇ!」の精神で続行したり。
みたいなことを挟みつつ、
「もう脳内で全員の起承転結全部想像し切ったわ。引き出し余裕だわ」
状態になるまでメモとか一切取らずに続ける。そんな感じ
すげーストロングスタイルって感じの作り方だけど、どうやらこのストロングっぷりは「想像にできるだけ制限を入れたくない(想像中の思いつきメモですら想像のジャマになる)から」っていうのが理由らしい。その”制限を入れたくない理由”が
「こんな妄想は恥ずかしい」「紙に降ろせる気がしない」とか
「自分みたいな初心者が思いついたことなんて、とっくにプロが思いついてる」
とか思うことはねぇ! それが真実なら小説なんてとっくにオワコンだから!
ってあって。これには素直に共感できた。デビュー作でも書籍化アニメドラマ映画化してる小説とかラノベなんて今でもバンバン出てるもんね。
で、そんな具合に物語が出来上がったら、ようやくWord開いて書き始めると。
後編に続くよ。PV稼ぎとか引き伸ばしとかじゃなくて、単に書いてる途中で眠くなっちゃったんだ。あと妻がお風呂上がる前にあの米津椎名ペーパー剝がさないとジト目向けられるし!
ではまたっ