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【書評】1億稼げる小説の書き方!?【後編】

はいさい後編! まずは「どう乗り越えるのかマジで思い付きづらい山場の越え方」について

結末から決めていくゥ

「これは参考になるな」っていう書き方に、「逆打ちプロット」っていうの(35p)があるんだけど、目的とやり方がほんと面白い

「マジでこれどうやって解決すんの!?」っていうクソデカ障害って、物語が盛り上がるシーンだよな!

そこまで妄想を広げたら、”どう解決するかを一旦すっ飛ばして”最後の結末を想像しよう

で、そのエンディングを想像したら、ようやくメモをとって、それの少し前の状況を想像して、またメモをとって……

を繰り返しつつ、「やべーこれどう解決するんだろ」のシーンまで繋げられたら完成☆

これ、物事を成功させたいときに使う「望む結果から考える方法」と一緒なんだよね。ビジネス書とか、三田紀房(ドラゴン桜の人)マンガとかで知った人多いんじゃないかな

https://next.rikunabi.com/journal/20170720_m1/

「5kg痩せたい」→「食事見直しと運動考えなきゃ」→「運動の時間が都合できない」→「今必要なのはTwitter眺める時間を20分削ることか」みたいな。

ミステリー小説作る人にもオヌヌメらしいよ。確かに「こうなってこうなるから最終的にこう殺した!」より「こう殺すにはこうしなきゃいけないからこう動かして」みたいな考え方の方が思い付くの早そう

最初の一文目がキッツい理由

誰しも、読書感想文なんかで作文の経験はあると思うんだけど

「最初の一行目がマジで書けん!」ってなってなかった? 私はなってた。タイトルと名前と空欄行の3行だけ書いたまま原稿用紙くしゃくしゃになってた経験何回もあるよ

それと同じく、「書き始めが重要」ってことについて触れてた

最初の一行目、マジで大変だよね。でもここは重要なのと、その大変さはずっと大変なままじゃないから安心して

読む人にとって、「最初の1行/ページ/章を読んだ段階」では、その1行/1ページ/1章が読者にとってのキミの小説の全てなんだ。人生と一緒だね

でも何十ページも書いていくうち、読んでくれるうち、たとえば50ページも読んでくれれば「50ページ目」は最初の1ページ目に比べると「1/50の重み」に過ぎないよね

読む重みもそうだし、書く重みもどんどん軽くなっていくから、気を重くしすぎずにいこうな!

ムズいよねー

何がムズいって、たとえば私がたまにやる妄想って「クライマックスで想像したキャラが超活躍する」とか「好きなキャラ同士の掛け合い」が気楽にできる&楽しいところあるのね

つまりほっとんど無いの。「物語の冒頭」の妄想とか。しかもソコが一番重要だってんだから!

まぁあくまで「ペンギンは」なんだけどさ!

でも、割とみんなそうだと思うよ。前菜よりメインディッシュ想像した方が楽しいっしょ

本には「想像がガッチリできてるなら書き出しもそんなにムズくない」ってあるけど、そう簡単な話でもないかもって思う

でもでも、「書き始めたら後ろのページになるほど重圧はなくなっていく」のはホントそうだと思った!

本を色々読む必要はない?

「色んな本を読まないと」って思う人がいるかもだけど、そんなことするよりマジで面白いと思った本を何十回何百回、下手したら暗記できるレベルまで読み返す方が良いよ

最後のポイントはこれ。これはどうなんだろうね

  • 納得できたポイント:「料理に詳しい人」と「料理が上手い人」って別物っしょ? っていう理屈
  • うーん……ってなった理由:いうて色々知ってた方が、そもそも「妄想」する際の引き出しの幅に繋がると思う

なんだろう。「ワンピース全話フル暗記できるレベルでワンピース超好きです!」って人と、「ジャンプの作品、読み切り打ち切り含めて一通り全部読んできました!」って人だったらどっちのが面白いもの書けそう? みたいな

「求められているのは、新時代を創るような斬新な小説」って話だから、一つ超濃い想像ができる方が良いよねってことなのかも

まとめ:先に全部想像し切ってから書くのは一理ある

と、ここまで「書き方」について触れてきたよ。

ここまででこの本の半分未満なんだけど、残りは「推敲のやり方」とか「デビューした後の立ち振る舞い方」みたいな、「書けた後」の話だったから丸っと割愛。気になったら買ってみてね。1,000円でお釣りくるぐらい安いし

で、その「書き方」部分を読んだ総評としては

「新しいものを生み出すやり方としてはアリだなー」って思った!

特に、「現代ど真ん中を生きる想像大好きマンなキミが、想像して想像して想像しまくってから作った小説を、キミより想像が得意じゃない、同じ現代ど真ん中を生きる人に文字で伝える。それが”マジ面白い小説”の書き方」っていうのは骨太い説得力を感じたよ。

何より、作家のことを一貫して「小説を商材にする個人事業主。クリエイターであると同時にビジネスパーソン」って扱いしてるのは好感持てた!

作品って、”どんだけ作って幾ら”みたいなの最高にわかりづらいから何かと搾取? ダンピング? されがちだもんね。そこで「銭のことで嫌な思いしないように」ってことも触れてるのは指南書って感じだった

もし作家志望な人いたら、まず12人分のプロフィール画像を印刷するとこから始めてみても良いと思います。もちろんコレ、終始「妄想超大好き! 超楽しい!」って人専用のやり方って感じだったけどね!

 

以上! ではまt

追記:真っ向勝負で真っ正面から否定してきたよ

まさかの書評した本真っ正面から否定!?

これもこれで「デビューした後もクッソ大変だからな!」みたいなこと書いてあるらしいよ!

 

ではまたっ

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