おカタいタイトルだけど、中身はガムを噛みまくったお腹くらいゆるいよ!
きっかけはこの2つの記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/090ef481dfa7cf55dbae8103ccdbde1685bc3167
https://togetter.com/li/1602277
それぞれこういう感じの記事。興味あったらリンクから飛んでみても良いかも
マックのメニューが読めない
- 「図形」や「図形+文字」での解説がマジでわからない体質
- 自分にとって、「図解」は1ミリも「解説」になっていない
- 絵や記号の情報が多い「案内」にパニクる
動画を最後まで見るのつらい
- 「読めば」数秒の内容を「見ると」数分かかるのがつらい
- 欲しい情報になかなか辿り着かないのが苦痛
- 欲しいのは「情報」であって「茶番」でも「コラム」でもねーんだよ!
とまぁ、中々に現代って感じの記事達なワケですが
ひとつ、思うところがありまして。それが
マーケティングってやっぱオモシレーなー! と。カッコつけでもなんでもなくね!
残念と思われて上等
記事の中で
「動画は欲しい情報がどこにあるのかわからないと、(見つけられるまで)時間かかる! 文字なら1秒でわかることをだらだら数分かけてやるな!」
って言ってるこの人。これを言ってる人って超単純な話、「頭良い小学生」なワケ。
どういうことかっていうと、ほら、文字通り小学校の小学生
頭良い子って、授業めっちゃ退屈じゃない。たぶんこれ読んでる人の中にもきっといる
なんで退屈かって、もちろん授業そのものがつまらない可能性もあるけど……
それとは別に、その子にとっては「知ってる」の4文字で終わる授業である可能性があるよね。記事の人の「つらい」はこっちだよなーって

でもさ。動画での解説って、要するに授業じゃん。小学生の授業なんて、そりゃあ「なんも知らない子」向けに行われる。
当たり前だよね! できる子に合わせた授業なんて、「(ちゃんと1から勉強すればできるはずの)落ちこぼれ量産機」でしかないし!
ただ、頭の良い小学生にとっちゃ「時間のムダ」に感じるのも当然。
ね。動画っていう「料理なんもわからん」向けを「料理だいたいできる」が見るっていう、シンプルなミスマッチだけど
「超丁寧ていね丁寧に、わかりやすく作った!」っていう、一見万人向けな工夫が仇になることもあるんだなー。マーケティングって面白いなーって思った次第ッス
存在を認知することから市場が生まれる
見出しがムダに意識高い系になったけど全然高くないからね!
主張は「マジか って思った人間のタイプに、需要って隠れてそうだよね」ってことだよ!
1つ目の記事ね。「絵や図とかで解説されると逆にわからなくなる人」の話
あれ読んだときに、
「マジか! そんな人も世の中にいるんだ!」
って、素直に思った。これは別に差別がどうとかって話じゃなくって、ただ単に「記号と文字とで情報を繋げられない人がいるっていう事実を私が知らなかっただけ」の話ね
んでんで、本題はこっから
こうやってさ、「自分が存在を知らなかった属性の人」を知ると
「じゃあ、敢えて絵とか図を排した文字ばっかりの参考書とかって売れるのかしら?」
とか思っちゃうワケで
「でも参考書だと、相当ターゲットは狭いから採算取れないだろうなー」とか
「じゃあ、それこそ動画解説だとアリなのかなー。文字や絵はダメらしいけど音声はどうなんだろう」とか
そういうマーケティング的なことを考えて、一人でちょっと楽しくなってた
マーケティングとか商機だけじゃなくて、ユニバーサルデザインとかバリアフリーとかそういう発想も、こういうところから生まれるんだろうね~
なーんて思ったり。「右手左手どっちで持っても使いやすいハサミ」、いいよね! 普通に右利きだけどあれは好き
……という、「マーケティングのターゲット意識って大事だね」みたいな話と「自分が知らなかったターゲットに向けた商品」みたいな話でした
ではまたっ!